何のために着けるの?半衿と重ね衿の違いとは

公開日:2023/06/15  最終更新日:2023/05/10

比較する女性

これから着物の着付け教室で、着物について学びたいと考えている人や、これから着物を身に付ける機会が増える人に、今回の記事はおすすめです。着物のコーディネートや見た目を良くするための方法を紹介します。着付けを学ぶだけではなく、コーディネートとは何かを知ることで、着物の世界をより深く楽しめるようになるでしょう。

半衿とは

着物の汚れを防止するために使用するのが一般的です。コーディネートを考慮することで見た目が美しくなります。

半衿とは

1枚の布でできていて、長さは1.1m前後となっています。幅は15cm程度です。着物の衿汚れを防止するために使用されるのが一般的です。化粧や食べ物などの汚れを防ぐために長襦袢の衿に縫い付けています。

ただし、普段は着まわすようなことはせず、汚れが目立たないうちに取り換えるのが一般的です。そのため、汚れたらそのまま放置しないようにしましょう。胸元にあるので目立ってしまい、下品な印象を与えてしまいます。

コーディネートを考慮する

顔周りを囲んでいるので、会話をしているときや、遠くから来た人とすれ違うときに目立ちやすい部分になります。そのため、コーディネートを考慮しなければいけません。

着物とのコーディネートだけではなく、自分がどのように見られたいのかイメージしながらコーディネートを考えていくので、センスが光るところでもあります。

そのため、普段から着物に慣れ親しんでいる人や上級者はこだわりを持っている部分でもあります。ただし、着物のイメージとかけ離れてしまうと、下品な印象を相手に与えてしまうので注意してください。

以前は黒だった

もともと汚れが目立たないようにするためのものだったので、初期の頃の色は黒でした。現在のようにおしゃれに見せるためのものと認識されたのは、明治時代以降といわれています。

その後の大正時代から昭和時代初期までの間で、さまざまなものが登場するようになり、おしゃれが流行していったといわれています。

重ね衿とは

着物を何枚も重ね着しているように見せる効果があります。着物に針を通すと穴が開いてしまうので、長襦袢に付けるようにするようにしています。これで、着物に穴が開かないようになっています。

重ね衿とは

こちらは伊達衿ともよばれています。重ね衿は、長さ1.2~1.3m、幅は10~12cmとなっています。こちらの目的は着物を何枚も重ねて着用しているように見せるためのものです。

半衿を付けるだけでも華やかな印象与えられますが、重ね衿にすることで、さらにカラーバリエーションが豊富になります。着物の胸元が華やかに変化するので、コーディネートを楽しみたい人はセンスの見せどころといえるでしょう。

高度な色合わせのテクニックが求められる

こちらは、胸元を重ね衿でさらに華やかにするので、着用する人には高度な色合わせのテクニックが求められます。自分の好きな色を取り入れるのも良いですが、一般的には帯揚げや帯締めの色に合わせるようにします。

そのほうが統一感を演出できるのでおすすめです。また、帯のなかにある色に合わせる人もいます。そして、フォーマルな着こなしが求められている場面では、着物や帯の色と一緒にすることで、統一感を演出するようにします。

洋装でも同じことがいえますが、カジュアルな装いでも問題ない場合は個性を発揮した服装を楽しめますが、そうではない場合は、周囲の人から求められている装いをするように意識しましょう。

長襦袢に着ける人もいる

着物に直接付けるためには、着物に針を刺すことになります。それに抵抗感を示す人が一定数存在するので、そのような人は、着物に直接縫い付けることはしません。代わりに、長襦袢に付けるようにしています。

自分なりにおしゃれを楽しみたい人におすすめなので、ぜひ試してみましょう。

半衿・重ね衿は必ず付けるもの?

浴衣以外の着物を身に付けるときは、必ず着用しなければいけません。しかし、重ね衿は必ず着用しなければいけないわけではありません。

浴衣以外の着物で身に付けるもの

浴衣以外の着物を身に付けるときには、必ず付けるようになっています。半衿が付けられていないと、衿が綺麗に整いません。また、衿芯が入れられないので、かたちが整いにくくなってしまいます。

浴衣に半衿を付けられる

浴衣を身に付けるときでも半衿を付けられます。これにより、浴衣が着物のようになるので、ほかの人と差別化を図れます。しっかりした印象を周囲の人に見せられるでしょう。

重ね衿は必ず着用しなくても良い

半衿とは異なり必ず着用しなければいけないものではありません。半衿のように、着物の着こなしを美しくするためではなく、装飾的な意味合いを持っているからです。

まとめ

着付け教室では、実際の着物に触れる機会が多くあるでしょう。そのときにコーディネートにも関心を持ってみましょう。また、どのようなコーディネートであれば自分を美しく見せられるのか探究心を持ってみると、より楽しめるでしょう。

自分の個性を発揮できるだけではなく、フォーマルな場面でも相応しいコーディネートができるようになるので、おしゃれのレベルをもう一段階上げたい人におすすめです。

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