着物はいつ衣替えをする?衣替えのときにやるべきことも解説!

公開日:2022/11/15  

大切な行事だけでなく、ちょっとしたお出かけに着物を着る方もいるでしょう。美しい着物だからこそ、大切に保管したいですね。季節に応じて着物も衣替えが必要ですが、どんなタイミングで衣替えするのがよいのでしょうか。この記事では、着物の衣替えにおすすめの時期や、衣替えするときにやってほしいことについて解説しましょう。

着物の衣替えシーズンとは

季節の変わり目に洋服を入れ替えるのと同じように、着物にも衣替えがあります。まずは着物の衣替えをする季節について解説しましょう。

着物の衣替えとは

衣替えといえば、季節の変わり目に衣類を入れ替えることです。6月1日と10月1日が衣替えするタイミングですが、最近は気温などに応じて服装を替えるようになっています。

洋服と同じように、着物にも衣替えはあります。着物に使われる素材にはさまざまな種類があり、仕立て方もいろいろです。暑さが厳しい夏には涼しく着られる夏物を、寒さが厳しい冬には暖かい冬物の着物を用意しましょう。

10月~5月のころに着る着物は、袷(あわせ)とよばれます。袷には裏地がついているので寒い季節にも暖かく着られます。夏場の7月~8月に着る着物が薄物(うすもの)とよばれます。裏地がなく、透け感がある素材で作られた涼しげな着物です。

小物も衣替えする

着物だけでなく、帯にも季節によって違いがあります。夏物の着物には麻素材など風通しのよい帯を選びましょう。冬物の着物には透け感がない帯を選びます。

そのほかにも、長襦袢(ながじゅばん)や小物なども季節によって入れ替えます。季節によって着物や小物を衣替えすれば、快適に過ごせるだけでなく、見た目にも季節の移ろいを楽しめますね。

衣替えのときにやっておくべきこととは

大切な着物だからこそ、なるべくよい状態で保ちたいものです。よい状態で着物を保つためには、衣替えのときにポイントがあります。ここでは、着物の衣替えのときにぜひ実践してほしいことについて解説しましょう。

汚れのチェック

着物に汚れがあれば、できるだけ早く専門店に依頼してきれいにしてもらいましょう。汚れてから時間がたつと、汚れが落ちなかったりメンテナンス費用が高額になったりしてしまうからです。

メイクや皮脂がつきやすい襟元や、食事や手洗いのときに汚れやすい袖口に注意してチェックしてみましょう。また、雨や泥で汚れやすい裾まわりも見ておきましょう。

虫干し

虫干しとは、着物を陰干しすることです。湿気が多いと着物に害虫が寄ってくる可能性があります。また、紫外線や電灯は色あせなどの原因となるため、光が当たらない部屋の中で着物ハンガーにかけて丸一日、干してください。

虫干しした着物は、なるべく風通しのよい部屋で、調湿性に優れた桐のタンスに保管するのがおすすめです。衣替えは天気がよく湿度が低い日を選びましょう。

たとう紙で包む

着物はたとう紙に包んで収納します。たとう紙とは、湿気やほこりなどから着物を守ってくれる紙のことです。たとう紙は、少なくとも1年に1回は交換しましょう。たとう紙が黄色く変色したりシミが出てきたりした場合は、すぐに交換します。

桐のタンスに保管するのが理想ですが、難しい場合は着物専用の保存袋を利用するのもおすすめです。たとう紙で包んで保存袋に入れるだけでよく、湿気や害虫などから着物を守ってくれます。

防虫剤や乾燥剤を使う

着物専用の防虫剤と乾燥剤も忘れずに使用しましょう。防虫剤がもつ独特なにおいが苦手な方は、無臭タイプをおすすめします。

気温が変動しやすい時期は単衣をおしゃれに着こなそう

季節の変わり目には、どんな着物を着ようか迷うこともあるでしょう。そんなときは単衣(ひとえ)をおすすめします。単衣とはどんな着物なのか解説しましょう。

単衣とは

6月や9月のといった季節の変わり目におすすめの着物が単衣です。単衣は裏地がないので軽くて涼しく、着心地がよい着物です。透け感はなく、絹や木綿などの素材で仕立てられます。春から夏の時期、そして秋から冬の時期に着るのにぴったりです。

単衣は6月と9月に着ると考えられていますが、実際には5月や10月に単衣を着こなしている方もいます。正式な場所ではマナーを重視する必要があります。しかし、おしゃれとして楽しむなら、その日の気温に合わせて着物を選んでもよいでしょう。

単衣のおしゃれな着こなし方

単衣の色や柄に季節を取り入れると、よりおしゃれに着物を楽しめます。たとえば、6月に着る単衣なら、涼し気な色がさわやかでしょう。また、9月に着る単衣であれば秋らしく茶色やカーキなどを取り入れると素敵です。気温が変動しやすい時期こそ、おしゃれに単衣を着こなせると素敵です。

まとめ

着物の衣替えのタイミングなどについて解説しました。せっかく着物の衣替えをするなら、同時にお手入れもしておきましょう。汚れのチェックや虫干しなど、少し手間をかけるだけで着物を美しく保管できます。

今の住宅は気密性が高いので湿気がこもりやすく、着物にカビが発生する可能性もあります。高価で大切な着物だからこそ、きれいな状態で保ちたいものですね。定期的に手入れをしながら着物を楽しんでください。

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